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墓じまい 2

    投稿日:2023/10/10

     

墓じまいの順序

1、親族の同意を得る

墓じまいをするにあたり最初にはじめることは、親族全員と話し合い同意を得ることです。お墓に対する考え方は多様化する時代となりましたが、親族の中に「お墓は代々受け継いでいくもの」という考えの方や、お墓を心の支えとして生きてきた方の中には、「お墓」という形にこだわる方もおります。反対する親族の合意を得ることなく進めてしまうと、将来トラブルにつながりかねません。「なぜ墓じまいを考えたか」、「墓じまいの後はどうするつもりか」を説明し、理解してもらう必要があります。

 

 

2、寺院や霊園に墓じまいをしたい旨を連絡する

墓じまいが、決まり次第、お墓の管理者である霊園や寺院にその意思を伝え、「埋葬証明書」を発行してもらいます。一方で、長年にわたって檀家としてお世話になってきた寺院が管理者の場合、まずは、墓じまいを決断するに至った事情を丁寧に伝え、理解を求めましょう。不十分な説明が原因で高額な離檀料を請求された事例もあります。

3,ご遺骨の受け入れ先を決める

墓じまい後のご遺骨の受け入れ先としては、他の一般墓、樹木葬、納骨堂など、永代供養をしてくれる施設への改葬、手元供養などがあります。改葬する場合は、墓じまいの手続きと併せて改葬先を探し、管理者に「受入証明書」を発行してもらいます。

4,墓じまいの依頼先を決める

お墓を解体・撤去し、更地にする作業を個人で行うのは困難です。供養や諸手続きを円滑に行うためにも、墓じまいは、代行をしている石材店や専門業者に依頼するのが安心です。

5,墓地がある自治体で改葬許可証を発行してもらう

お墓の管理者から発行された「埋葬証明書」、改葬先から発行された「受入証明書」と併せて、現在のお墓がある市区町村に「改葬許可申請書」を提出し、「改葬許可証」を受け取ります。改葬許可申請書は、自治体の窓口やウェブサイトなどからダウンロードすることが可能です。

6,ご遺骨を取り出す

改葬許可証を入手した後は、お墓の中に入っているご遺骨を取り出すことができます。この際、お墓のある施設によっては、お墓に宿る魂をお坊さんに抜いてもらう「閉眼供養」を行います。閉眼供養は、地域によって「魂抜き」、「お性根抜き」などと呼ばれる場合もございます。

7,墓域を更地にして管理者に返還

ご遺骨の取り出しが完了しましたら、お墓を解体し墓石を撤去します。墓石だけでなく、基礎工事部分まで撤去されたことを確認し、土をならして整地をしたら、管理者に土地を返還し、墓じまいは完了です。なお、改葬する場合は、改葬先と打ち合わせておいた日程で、お墓の移転工事を行います。新たにお墓を建てる場合は別途僧侶に依頼して、「開眼供養」(魂入れ)を行ってもらう必要があります。